初夏の鳥見
2010年5月14日
2023年4月18日
ゴールデンウィーク、豊見城市の第一遊水池(通称、三角池)と、豊崎干潟に行ってきました。
三角池では、冬場の主役であるカモ達も旅立っていて、静まりかえった池ではセイタカシギ、アオアシシギ、ダイサギ、アオサギ、ヒバリシギが休息中でした。豊崎干潟では、クロツラヘラサギ(環境省・沖縄県:絶滅危惧ⅠA類)とヘラサギが今も滞在中で、2羽ともに水中にくちばしを入れて頭を振り振り、独特の採餌法でお食事中でした。・・・今年はいつ頃旅立つのでしょうか?
上空ではけたたましい鳴き声を上げながら飛翔するコアジサシ(環境省・沖縄県:絶滅危惧II類)がダイビングを繰り返して小魚を捕らえていました。いよいよ夏だな~て感じです。ご存知のとおり、コアジサシは繁殖のために飛来する夏鳥ですが、全国的に繁殖地の減少が懸念されているようです。豊崎の埋立地でもコロニー(集団繁殖地)として利用されてきた空き地に工場などの建物が立ち始め、繁殖地が年々減少してきています。残された空き地で今年も多くの雛が巣立つことを願ってやみません。