干潟の生き物 (ミナミコメツキガニ)
2010年8月6日
2023年4月18日
最近干潟を歩く機会が多いので、せっかくですから干潟にすむ生物をすこしづつ紹介してみたいと思います。
まずは、こちらの生物。
北部の東海岸に広がる大きな干潟の上を、灰色の丸いものがワサワサと動いています。多いところでは何十匹と群れになって移動中のやつも。
この群れで移動するところから兵隊ガニとか軍隊ガニとも呼ばれているカニの仲間、ミナミコメツキガニです。
しきりにハサミを動かしています。
ハサミで砂を口に運び、泥の中の餌をこしとって食べているんだそうです。食べた後には、吐き出された小さな砂団子がたくさん落ちています。
ミナミコメツキガニが食べている餌は、砂の中の細かくなった有機物や藻などです。干潟の掃除屋さんですね。
人が近づくとワラワラと逃げだし、あっという間に砂のなかへ。
しかし、逃げおくれたのか近づいても逃げようとしない奴が一匹。
せっかくのシャッターチャンスですから、超近距離から写真を一枚。
なかなか愛嬌のある顔です。
ここまできたら、退場して頂きましょう。
忍術といっても過言でない、ミナミコメツキガニの砂潜り。あまりの早業にきれいに撮れてませんが動画でどうぞ。
[quicktime]http://www.erc-oki.co.jp/blog/wp-content/uploads/2010/08/ミナミコメツキガニ-001.mov[/quicktime]