干潟の生物 (オキナワハクセンシオマネキ)
2010年10月1日
2023年4月18日

干潟の生物シリーズ第2弾です。
今回は干潟でも少し堅い地面、岩や小石がゴロゴロしてるようなところです。
夏の暑い日、そんな場所で立ち止まってぼーっとしてると、どこからともなく白いものが地からワラワラと湧き出し、こっちへおいでと手招きします。
これは、昔海でなくなった人の魂が・・・・。

そうですね、シオマネキです。
白い大きなハサミがチャームポイントのオキナワハクセンシオマネキという種類です。

背中の模様は基本まだら模様ですが、薄目でみると暗い色のラインが三本横に走ってるのがわかるでしょうか?このへんが特徴になります。
左の足下にあるのが巣穴です。人が近寄ると素早くこの中に逃げ込んでしまうので、この写真を撮るのにも脚がしびれるぐらいしゃがんでないといけません。

最初でも触れましたが、大きい方のハサミを振る行動はウェービングといって、雌を呼ぶ求愛行動だそうです。
この仕草が潮を招いてるように昔の人には見えたのでしょう。
たくさんの群れが一斉にハサミを振る光景はなぜか見入ってしまいます。
ハサミを振るタイミングも完全にバラバラではなく、なんとなく合ってるような感じもしないでもないです。
下の写真はそのウェービングを連続写真にしてみました。振ってる雰囲気がわかるでしょうか。




期待はしないでほしいのですが、目標は日本産シオマネキ全種類紹介です。
最近は温暖化の影響なのか、八重山にしかいないようなシオマネキの仲間も本島で確認されてるようなので、飛行機乗らずにできたらいいなあーと思ってます。